2019年5月10日

「DOCOMOMO JAPAN」による「日本におけるモダン・ムーブメントの建築226選」について

「DOCOMOMO JAPAN」による「日本におけるモダン・ムーブメントの建築226選」の選定の中で、当社の設計による垂水町役場庁舎(現・垂水市役所)が選定されました。
DOCOMOMOとは、モダン・ムーブメント(近代運動)の推進に寄与した建築の歴史的、文化的重要性を訴え、その記録と現存建物の保存に関する活動を展開する国際的学術組織です。1989年にオランダで設立され、現在は本部をポルトガルのリスボンに置き、60を超える国・地域が加盟して活動しています。「DOCOMOMO JAPAN」はその日本支部で、2000年に発足しました。その重要な活動のひとつに「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」の代表的作品を選定する作業があり、これまで計216件の建築をリストアップされました。今回、このリストに2018年度に選定された10件を新たに加え、その中で、当社設計の垂水町役場庁舎が選定されました。
「DOCOMOMO JAPAN」では、下記の基準にもとづいて、「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」の選定を行っています。
a.装飾を用いるのではなく、線や面の構成による美学が適用されている。
b.技術の成果がデザインに反映されている。
c.社会改革的思想が見られる。
d.環境形成(広場や建築郡の構成)という観点でデザインされている。
以上のような高い文化的価値と歴史的意義について、評価いただきました。